終活とは その27
年齢に関係なく終活を始めた方が良い人
全年齢の人が終活に取り組んでいるとはいえ、50代以下の人は年代がそれ以上の人に比べて少数派であることは事実です。
しかし、その人の状況によっては、年齢に関係なく終活をスタートさせておいた方が良い人も存在します。
若いから終活はまだ先と思っている人も、以下に該当する場合は終活に着手することをおすすめします。
自営業者
自営業者や会社経営者が突然に亡くなると、家族だけでなく取引先や従業員にも大きな影響を与えます。
そのため事業を営んでいる代表者は、遺された家族に対する備えに加えて、事業の後継や後始末に関しても備えをしておかなければいけません。
おひとりさま
ひとり暮らしの人、いわゆる「おひとりさま」の場合は、自宅で突然亡くなったときに誰にもそのことが知られず、孤独死となってしまう恐れがあります。
終活の一手段として、一定期間自分と連絡が取れなくなった場合にどうして欲しいか、どこに連絡すべきかなどを親しい人などに伝えておきましょう。
ペットがいる人
自宅でペットの面倒をみている人は、自分がいなくなった後のペットの処遇も考えておく必要があります。
動物は言葉を話せないので、不具合があっても自分から訴えることができません。
お世話の仕方を家族と共有したり、ひとり暮らしの人は自分がいなくなった後の引き取り先も考えておきましょう。
見られたくないものがある人
特に違法なものでなくても、死後に見られては困るようなモノがある人は、いざというときに備えてそれらの処分方法を明確にしておくことをおすすめします。
最近ではパソコンやスマホなどに入っているデータも、デジタル遺品として遺品整理の対象になります。
気恥ずかしい内容のデータを保存している人は、フォルダを開く前にフォルダごと消去してもらえるように消してほしいフォルダ名を指示しておいても良いでしょう。