8月13日はお盆の迎え火です
迎え火とは、あの世からご先祖さまの霊が迷わずに帰ってこられるよう、玄関先や庭でたく火のことです。
8月13日の夕方、自宅の玄関先などで、素焼きの『焙烙(ほうろく)』という土鍋に、麻の皮をはいだ茎である麻幹(おがら)や稲わらなどを折って積み重ね、火をつけて燃やし、先祖の霊を迎えます。
麻幹を燃やしたその煙に乗って、先祖の霊が家に帰ってくるともいわれています。
マンションなどの共同住宅の場合、迎え火や送り火をたくことができないので、盆提灯を飾ることで、この世と死後の世界を往復するご先祖さまの霊の目印とします。
先祖の霊は盆提灯の明かりを目印にして、家に帰ってくるといわれています。
しかし現在このような形で迎え火をされているお家は少ないのではないでしょうか。
自宅でろうそくに火をともし、ご先祖さまの目印にしたり、小さな箱の上に白い布をかぶせ、お水やお供え物をして準備しお花を飾ってみたり、迎え火や送り火の代わりに、小さなちょうちんを準備するなど、どれか一つでもいいと思います。
大切なことは、いつも見守ってくださっているご先祖さまや故人への感謝としのぶ気持ちだと思います。
是非ご家族皆様で、ご先祖さまに思いをはせ、お盆の期間をお過ごしください。