明日は五山送り火です
夏の夜空を彩る「京都五山送り火」は、お盆の精霊を送る伝統行事です。
東山に大の字が浮かび上がり、続いて、松ケ崎に妙・法、西賀茂に船形、大北山に左大文字、そして、嵯峨に鳥居形が点ります。
これら5つの送り火はすべて京都市登録無形民俗文化財です。
しかし令和2年度の京都五山送り火は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を大幅に縮小して行われることになりました。
点火の箇所は「大文字」は6点。
「妙」は当日、読経が上げられる場所に一番近い1点。
「法」と「左大文字」は文字の中心部。
「船形」は、魂をあの世に導く目印となる帆柱の1点。
「鳥居形」は社号が示される額にあたる2点とのことです。
3密を避けるため規模縮小を決めたにもかかわらず、例年と違う送り火を見ようとする人でかえって混雑することのないよう、京都市下京区の京都駅ビルは16日午後7時半~9時ごろまで東広場、空中径路、大空広場の3カ所を閉鎖するそうです。
また京都五山送り火連合会では「大切な人のため 送り火は家(うち)から」を合言葉に、自宅やテレビ、インターネット配信で今年の送り火を見るよう呼び掛けておられます。
当日はNHK・BSプレミアムやKBS京都などで生中継が行われるとのことなので、よかったらご参考にしてください。