臓器提供について
臓器提供の意思表示は、健康保険証・運転免許証・マイナンバーカード・意思表示カード・インターネットによる意思登録で意思表示をすることができます。
意思表示をされてる方の場合、提供後にご葬儀となります。
実際にどういう流れになるのか、ご参考までにお知らせしておきます。
臓器提供の流れ
病院に入院(病状説明/臓器提供についての情報提供): 事故や病気による脳障害などで入院した人に対して、最善の救命治療を行ったにもかかわらず、回復の可能性がなく、救命が不可能であると診断された場合の終末期の選択肢の一つとして、臓器提供があります。
臓器提供についての説明: 主治医等が、本人の状況を脳死とされうる状態と診断し、家族に病状説明をした際に、家族から「臓器提供について詳しい説明を聴きたい」との申し出があれば、主治医からJOTに連絡が入り、JOTが臓器移植コーディネーターを派遣し、臓器提供に関する説明をします。
家族の意思決定: 家族は、臓器移植コーディネーターから説明を受けた後、十分に話し合い、臓器を提供するかどうかを家族の総意として決めます。提供しないと判断しても不利益な扱いを受けることはありません。
脳死判定: 家族の承諾を踏まえて、法律に基づいた厳格な脳死判定を2回行い、2回目の脳死判定が終了した時刻が死亡時刻となります。家族が希望すれば、脳死判定に立ち会うこともできます。 心停止後の臓器の提供では、法律に基づく脳死判定を受けることはありません。
移植を受ける患者の選択: JOTに登録している移植希望者の中から、提供される臓器に医学的に最も適した人が公平に選ばれます。
臓器の摘出手術: 法的脳死判定が終わり、移植希望者が選ばれると、摘出手術が行われます。摘出手術は、3~5時間かかります。摘出された臓器は、移植希望者が待つ移植施設に迅速に運ばれて移植されます。
身体のお戻し: 摘出後はきれいに縫い合わせて、清潔なガーゼを当て、手術による創(あと)がわからないようにしてお戻しします(眼球提供の際は義眼を入れます)。
~日本臓器移植ネットワークより引用~