お悔やみの言葉 14
神式の場合
日本のお葬式は9割が仏式で行われるため、私たちは知らず知らずのうちに仏教用語を一般的なお悔やみの言葉と勘違いしていることがあり、注意が必要です。
「冥福」「成仏」「供養」「往生」などは仏教用語のため、使わないように気を付けましょう。
かわりに御霊の「平安」「拝礼」などと言った言葉が神式のお葬式ではお悔やみの言葉になります。
神道では死者の霊魂を「御霊」と呼びますので、その安らぎを祈ると言った言葉が相応しいと言えます。
「御霊のご平安をお祈りいたします」
「御霊の安らかならんことをお祈り申し上げております。」
「拝礼させていただきます」
「心より拝礼させていただきます」
宗教に関係なく使えるお悔やみの言葉
「この度は突然のことでお悔やみ申し上げます」
「謹んでお悔やみ申し上げます」
「この度は誠にご愁傷様です」
大切なことは、家族を亡くしたばかりの遺族の気持ちに寄り添うことです。
宗教用語を使わないようにするという事以外は、どの宗教で行われるお葬式でもお悔やみの基本は同じだと言えます。