戒名について 2
戒名の意味
長い戒名は宗派によって多少違いますが、基本的には次のようになっています。
- 院号
- 戒名の一番初めの部分の〇〇院というところです。
- 平安時代から、上皇などが仏教に帰依して自分の住居を寺院にしたり、お寺を建立したりしたときに、この建物を〇〇院と呼んで戒名の上に付けたという由来があります。
- 道号
- 仏教徒としての人格、功績、地位、特技、性格…などを考えてつけられるものとされています。
- 位号
- 信士.信女.居士.大姉などは戒名の位です。
信士、信女は、仏教信仰をもった男性・女性です。
居士、大姉も、仏教信仰をもった男性女性の意味。基本的には信士、信女よりも老成し、社会的により純熟していることを現しているとされています。
童子、童女は5~15才くらいの子供につけます。
孩子、孩女は3~4才の幼児につけられます。 - 嬰子、嬰女は1~2才の幼児につけられます。
- 水子は生まれてくる前(流産)の子供につけられます。