葬儀や法要の際の菓子の用途 3
葬式や法要のお供えとしての菓子
葬式や法要で、故人の好んだ菓子をお供えとして用いることも多くあります。
最近では耳にすることが少なくなった葬式饅頭もありました。
この葬式饅頭とは、粗供養として配られる饅頭のことで、お葬式当日の帰りの際に配られるのが一般的です。
地域によって饅頭の色や形・製法が異なり、呼び名もさまざまです。
主なものに、関東の春日饅頭・青白饅頭、関西の黄白饅頭・おぼろ饅頭、北海道の中華まんじゅうがあり、少なくなったとはいえまだ葬式饅頭を出す風習が残っている地域もあります。
法要の引き出物の他に、引き菓子として菓子を用意する場合もあります。
これは、引き出物とは違い、法事に出席した参列者にお渡しし、帰宅後に故人を偲んでもらえるよう用意される菓子です。