お盆の豆知識
キュウリの馬・ナスの牛
お盆の時に、キュウリの馬と、ナスの牛を供えることがあります。
これは先祖の霊が、馬に乗って一刻も早くこの世に帰り、牛に乗ってゆっくりあの世へ戻って行くように、との願いを込めたものといわれています。
真菰(まこも)で作られた馬と牛を供える場合も多いです。
また、先祖の霊がキュウリの馬に乗り、牛には荷物を乗せて楽に帰れるように、という意味が込められているともいわれています。
ほおづき
精霊棚や仏壇の前に、ほおづきを下げる地域があります。
ほおづきは鬼灯とも書かれ、死者の提灯であるともいわれています。
盆踊り
最近では宗教的な色合いは薄れてきましたが、元来盆踊りは、お盆に帰って来た故人や先祖の霊を慰め、無事に送り帰すための宗教的な行事でした。
また、帰って来た霊が供養のおかげで成仏できた喜びを、踊りで表現しているともいわれています。