法定相続人とは ⑥
法定相続人として間違えやすいケース その4
相続人に相続欠格や相続廃除された者がいる場合
相続放棄に加え、他にも法定相続人が相続権を失うケースがあります。
相続欠格または相続廃除になった人は「法定相続人」には含まれません。
※相続欠格 (相続人が相続に関する悪行をした場合)
・被相続人や自分以外の相続人を殺害、または未遂で刑に処せられた
・被相続人が殺害された事実を知りながら告発しなかった
・被相続人を騙したり脅迫したりして遺言書を書き換えさせたり撤回させた
・被相続人が遺言書を書き換え・撤回する際に、騙す、脅迫する等の妨害をした
・遺言書の偽造や書き換え・破棄・隠蔽をした
※相続廃除 (被相続人が以下のような理由で家庭裁判所に相続人から外すよう申し立てをして認められた場合)
・激しい暴力やモラハラがあった
・家族に莫大な借金を肩代わりさせた
・犯罪をおかして家族に迷惑をかけた
・配偶者がいるのに、浮気を長期間または繰り返し行っていた
・家族の預金を勝手に引き出して使っていた