葬儀に関する専門用語 43
分骨(ぶんこつ)
死者の骨を二か所以上に分けて納めること。
遠隔地に郷里があったり、本山に納骨するため、分骨する場合はあらかじめ火葬のときに骨壷を用意しておく。
葬儀に関する専門用語 42
袱紗(ふくさ)
絹布を裏表二枚合せ、また一枚物で、進物の上にかけ、または贈物を包む布。
香典など不祝儀袋を包むのにも用います。
葬儀に関する専門用語 41
南無妙法蓮華教(なんみょうほうれんげきょう)
日蓮宗、法華宗など、「法華経」を聖典とする宗派が唱えるお題目。
南無妙法蓮華経」という意味は、『妙法を蓮華によって例えた経に心の底から帰依する」という意味です。
日蓮上人は、妙法蓮華経のお題目を唱えるとき、心の三千の数に表される真実の世界と、「法華経」の無量の功徳があまねく備わるといっています。
葬儀に関する専門用語 40
南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう)
遍照金剛というのは、空海の金剛名であり、この一句は、弘法大師空海に帰依をするの意。
弘決大師が唐に留学して、真言密教の秘奥をきわめ、師の恵果(けいか)から頂いた称号が遍照金剛の名号です。
四国八十八か所霊場を巡るお遍路はこの名号を唱えます。
葬儀に関する専門用語 39
南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)
釈迦牟尼仏に帰依するの意。釈迦牟尼仏を本尊とする宗派。
例えば天台宗の宝号に「南無大恩教主釈迦牟尼如来」、曹洞宗の本尊唱名に「南無釈迦牟尼仏」などが用いられています。
葬儀に関する専門用語 38
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
阿弥陀仏に帰依するの意。
念仏ともいいます。
浄土教ではこれを六字の名号と呼び、これを唱えることによって浄土に生れることができると説きます。
しかし浄土真宗では、阿弥陀仏に救われた喜びのあまり、感謝の念をもって唱える報謝(ほうしゃ)の念仏であると説きます。
葬儀に関する専門用語 37
導師(どうし)
葬儀において、複数の僧侶のなかで最も重要な役目をする僧侶。
一般の葬儀では、菩提寺(ぼだいじ)の住職が導師を勤めます。
本来導師は、人々を導く師、仏教の教えを説く僧という意味ですが、後に唱導(しょうどう)の師というように理解され、儀式の中心的僧侶を指すようになりました。
導師以外の僧は、まとめて脇師とか脇僧とよんでいます。
葬儀に関する専門用語 36
弔辞(ちょうじ)
葬儀のさいに披露する、死者への最後の別れの言葉。 内容には
①故人への追悼
②故人の生前の業績を讃える。
③残されたものの決意を述べる という構成です。
弔辞は社会関係のなかで故人の親睦のあつかった人に依頼します。
棒書か巻紙に毛筆で書き、末尾から短冊形に折畳みます。
上包みをして「弔辞」の表書きをつけます。
葬儀委員長の読む弔辞を式文(しきもん)ともいいます。
葬儀に関する専門用語 35
席次(せきじ)
一席の順列。
通夜や葬儀の席次は一般に祭垣に向かって中央に僧侶、左に葬儀委員長や世話役、来賓、右に近親者が座る。
一般会葬者は、祭垣の正面に向かって先着順に座ってもらう。
近親者は棺に近いほうから、喪主、血縁の濃い順に座る。
葬儀に関する専門用語 34
頭北面西(ずほくめんさい)
遺体の頭を北に向け、顔を西に向けて安置すること。
釈尊入滅の際、「頭北面西脇臥」の姿勢を取ったところに由来している。
今日では頭を北に向け、仰向けに寝かせ、顔には白布をかけておくのが普通。









