弔辞で恥をかかない参列側のマナー 8
長期出張であったり、遠方に住んでいるような場合には、通夜・葬儀に出席できないこともあります。
そういうときは、すみやかに弔電を打ち哀悼の意を伝えるようにします。
宛名は喪主、あるいは○○さま(故人名)ご遺族様とし、電文は定例文でかまいません。
そして告別式にも参列できないときは、お悔やみの手紙を添えた香典を郵送します。
弔辞で恥をかかない参列側のマナー 7
訃報を聞いたのが出張先ですぐに弔問にいけないようなとき、急いでお悔やみの言葉を伝えたいと思っても、こちらから喪家に電話をするのは控えたいものです。
喪家では通夜や葬儀の準備に追われていますし、自分たちの連絡事項で電話を使うことも多いはずです。
すでに通夜が行われている最中ということもあるので、くれぐれもマナーを守りましょう。
弔辞で恥をかかない参列側のマナー 6
現在は葬儀会社があらゆる手配をしてくれるとはいえ、実際に通夜、葬儀が始まるとあわただしいかぎりです。
とくに弔問客が多い場合には、人手がいくらあっても足りないほどです。
そういうとき、個人や喪主と親しい間柄であるなら「何かお手伝いさせていただくことはありませんか」と、申し出るといいでしょう。
弔辞で恥をかかない参列側のマナー 5
社内の人間やその家族が亡くなった場合には、会社として見舞金を出したり、部署ごとに香典を包むことが多いでしょう。
しかし亡くなったのが、つきあいの深い同僚やお世話になった上司というようなときは、個人的な弔問、香典を包んでもかまいません。
その場合、個人としては通夜に出向いて香典を渡し、会社としての香典は告別式に持っていくのが一般的です。
どちらか一方にしか行けない場合には、ふたつをしっかり区分して渡しましょう。
弔辞で恥をかかない参列側のマナー 4
会社の取引先の人が亡くなったなど、仕事関係者の訃報を知らされた場合には、すぐに上司に報告します。
そして、会社としてどのような対応をするべきなのか、その指示を仰ぐこと。
会社と取引先との関係によっては、上司も同行した方がいい場合や、あるいは社長みずから弔問に訪れたほうがいい場合なで、さまざまなケースが考えられるからです。
たとえ自分ひとりが担当していた人だとしても、独断で行動するのは絶対に避けましょう。
弔辞で恥をかかない参列側のマナー 3
故人の身内から、亡くなったという連絡が直接入る場合は、親族以外では基本的にかなり親しい間柄に限られます。
ですから、身内から電話をもらったときは、そこから先の知人への連絡は、受けた人が急いで行うようにしたいものです。
たとえば、学生時代の友人であれば、同級生などへ。
とくに友達関係は、故人の家族よりも親友のほうが把握していることが多いので、必要と思われる人には連絡をします。
ただし最近は家族葬で行われることが多いので、連絡については身内の方に確認してからの方がよいでしょう。
弔辞で恥をかかない参列側のマナー 1
訃報の知らせを聞いたときは
突然、友人の訃報を知らされて信じらない思いで駆けつけたら、たいていの人は「せめて、もう一度、その顔を見て冥福を祈りたい」と思うものです。
そういう場合でも、遺体にかけてある白布を勝手に取ってはいけません。
たとえ親友だったとしても、身内の人が「お別れをしてやってください」と布を取ってくれるのを待つのが礼儀です。
遺族が何も言わないときは「お顔を拝見してお別れを言わせてください」と、頼んでみるといいでしょう。
葬儀・告別式は最後のお別れの場 20
僧侶へのお礼
通夜や葬儀でお経を読んでくれた僧侶に渡すのが「お布施」です。
お布施には戒名料、謝礼が含まれており、通常葬儀が終わった翌日か翌々日に訪ねてお礼の言葉とともに包みを渡します。
ただし最近は、葬儀のあとに渡すことも多くなっているようです。
また神式の場合は「御祭司料」など、キリスト教式では「お花料」などと表書きして渡します。
葬儀・告別式は最後のお別れの場 19
精進落とし
遺骨迎えのあと、あるいは初七日法要も済ませたあとに「精進落とし」を行います。
これは忌中の四十九日間は肉や魚を控えた精進料理を食べ、四十九日目に普通の食事に戻るというしきたりを省略したものです。
葬儀・告別式は最後のお別れの場 18
遺骨を迎え、当日に初七日の法要も
遺骨と遺影、位牌は後飾りの祭壇に置き、僧侶が読経する還骨勤行の儀式が行われ、一同が焼香します。
また、このときに初七日の法要もあわせて行われることが多くなっています。