葬儀に関する専門用語 51
三具足(みつぐそく)
花瓶、香炉、燭台の三種類の仏具のこと。
花瓶は主に青銅や錫や陶器製。
ただしこれには色花を立てるのではなく、常盤木の常緑の枝をたてます。
常盤木の代表が樒(しきみ)。香炉は線香や抹香を焚くもの。
並べ方は、中央に香炉、右側にローソクを立て、左に花立てを並べます。
葬儀に関する専門用語 50
守り刀(まもりがたな)
北枕に寝かした遺体の布団のうえに、刀を置く習慣の意。
守り刀は、武士の「葬送行列次第書」にあるように、武士の死者はその枕頭に刀を置いた名残。
遺体の魔除けのためと信じられています。
刀のほか、小刀、カミソリ、はさみが用いられています。
また木刀を袋に入れたものを使うこともあります。
葬儀に関する専門用語 49
枕飯(まくらめし)
死者の枕元に供える御飯。枕団子と同様に死後ただちに作らねばならないとされています。
これを作る理由は、死者は息を引き取るといったん善光寺参りをしてくるという俗信があり、善光寺あるいは他の霊場へ行くための弁当であり、急いで作らねば出発できない、成仏できないといわれています。
あるいは魂叫びの一種で、死後肉体から離れた霊魂が飯のなかに宿り、復活することを念じた儀式。
葬儀に関する専門用語 48
枕団子(まくらだんご)
死者の枕元に供える団子。
枕団子は上新粉を蒸してつくり、三法に白紙を敷きそこに乗せて供えます。
「大般涅槃経」によると釈尊が涅槃に入られるとき、無辺菩薩(むへんぼさつ)が香飯を献上したさい、釈尊は辞退して食べなかった。
そこで死後団子を供えることとなったと述べられています。
葬儀に関する専門用語 47
枕経(まくらぎょう)
臨終勤行ともいい、枕飾りができたあとの納棺の前に、死者の前で行われる読経。
ふつう菩提寺の僧侶に依頼します。真宗の場合を例にしますと、「正信偶」「短念仏」「回向」が読まれます。
葬儀に関する専門用語 46
枕飾り(まくらかざり)
遺体を安置したあとに、遺体の枕元に設置する小さな祭壇。
台を置き、そのうえに線香、燭台、花立のほか、コップに入れた水、枕団子、一膳飯を飾ります。
葬儀に関する専門用語 45
埋火葬許可証(まいかそうきょかしょう)
死亡届けを役所に提出したさいに火葬許可証が交付され、この書類を火葬場に提出し、火葬がすんだあとに日時を記入して返してくれます。
これが埋葬許可証で、埋葬のときまで骨壼と一緒にしておき、なお埋葬許可証は五年間の保存義務がります。埋葬するさいには、寺院、墓地の管理事務所に提出します。
葬儀に関する専門用語 44
法事(ほうじ)
法要。
死者の追善供養のために営む仏事で、月忌、年忌をふくめていいます。
法事はまず日取りを決める。お寺の都合を確かめ、命日までに行う。
予算は、お寺へのお布施、お斎(会食)料理、引き出物。
また法事に出席する場合は供物か、供物料である「御仏前」を持参する。
法事は参加者全員が座に着いたあと、読経、焼香の順で行い、施主の挨拶のあと、会食をする。
葬儀に関する専門用語 43
分骨(ぶんこつ)
死者の骨を二か所以上に分けて納めること。
遠隔地に郷里があったり、本山に納骨するため、分骨する場合はあらかじめ火葬のときに骨壷を用意しておく。
葬儀に関する専門用語 42
袱紗(ふくさ)
絹布を裏表二枚合せ、また一枚物で、進物の上にかけ、または贈物を包む布。
香典など不祝儀袋を包むのにも用います。