挨拶の基本 ④
前置きはなくてよい
緊張するばかりに、丁寧な前置きを長々と述べてしまう人がいます。
かえって逆効果です。
短い時間ですから、中心内容に時間を使うのがよいです。
挨拶の基本 ③
原稿用紙に書いてみる
整理したメモをもとにして原稿用紙に書いてみます。
早く話して400字詰原稿用紙1枚が1分です。
ゆっくり話すとして3分なら原稿用紙2枚です。
書き上げたら、1回声に出して読んでみて、時間を測ってみるとよいでしょう。
文章を目で読むスピードと声に出して話すスピードでは大きな差があります。
挨拶の基本 ②
挨拶は長すぎてはいけない
長い挨拶がよいのではありません。
自分の想いを全部語ろうとしたらいくら時間があっても足りません。
式の中で話すのですから、葬儀委員長の式辞で5分、弔辞であれば3分程度が限度です。
挨拶の基本 ①
話したいことを整理する
まず、何を話すか、要点を箇条書きにしてみます。
あれもこれも話したいことがあっても、その中で、これだけは是非というのだけに絞ります。
挨拶の基本
葬儀の挨拶は、その性格から準備の時間が充分にとれません。
また、気が動転しがちですので大変むずかしいものがあります。
挨拶に普段よく慣れている人の場合でも、葬儀という非常事態ですなかなかうまくいかないものです。
そこでいくつかのポイントを毎日1つずつお知らせしたいと思います。
焼香の考え方
焼香については、その宗派の作法に合わせるという考え方と会葬者自らの宗派の作法に合わせるという考え方があります。
儀礼を執り行っている宗派に合わせるというのは、その宗派を尊重して行うことであり、自らの信ずる宗派に合わせるというのは会葬者の信教の自由を尊重するということになります。
基本的にはそれぞれ信ずるところにしたがって行います。
ただし弔問者が大勢の時は、たとえ宗派で回数が定められている場合であっても、丁重に1回焼香とする場合もあります。
宗派による焼香の違い [浄土真宗]
浄土真宗
あくまで自分の身心を清めるためとも説明され、香を戴くことはしない。
本願寺派では1回、大谷派では2回とされている。
線香を用いる場合には本数は気にせず、立てないで横にします。
宗派による焼香の違い [日蓮宗]
日蓮宗
通常3回。仏・法・僧の三宝供養とも、「空・仮・中の三諦」にならうとも言われる。
宗派による焼香の違い [曹洞宗]
曹洞宗
回数にこだわらないが通常2回。
※2回目は香を額に載かないことが多い。
宗派による焼香の違い [臨済宗]
臨済宗
回数にこだわらないが通常1回。