学生の服装マナー
学生の場合は、学校の制服を着用しましょう。
学校によっては、「制服の色が明るい」「パンツやスカートがチェック柄」など黒以外の場合もありますが、学生服が正装とされているので問題ありません。
葬儀の場にふさわしい服装として、ワイシャツをズボンの中に入れたり、スカート丈をいつもより長くしたりと、校則に従った着こなしをしましょう。
女性の服装マナー 2
女性の喪服の着こなしポイント
①喪服
準喪服であるブラックフォーマルが好ましい。
パンツやワンピース・アンサンブルのスタイルが基本です。
露出の高いデザインは避け、トップスの袖丈は長袖から5分袖、スカート丈は膝からふくらはぎ丈が上品に見えます。
②アクセサリー
ネックレスやイヤリングは真珠が定番。
連が重なるものや大きいものは派手な印象になるため控えましょう。
③手袋
ネイルをしている方や、露出を控えるためのアイテムとして有効。
お焼香の際は外しましょう。
④バッグ
黒の布製が基本で、光沢や飾りのないシンプルなものが好ましい。
数珠や袱紗が入る大きさが良い。荷物の多い場合は、黒のサブバックを持ちましょう。
⑤ストッキング
黒の薄手のストッキングが正式。30デニール以下が基本になります。
厚手、柄物、網タイツなど華美なものはNGです。
⑥パンプス
シンプルな黒のパンプスで、素材は布または革が好ましい。
高いヒールのものやエナメル素材、素足の見えるミュールやサンダルはNGです。
女性の服装マナー 1
女性が喪服を着るときに押さえておきたいポイント
喪服を着るときに配慮しておくべきポイントは、失礼のないようその場にふさわしい服装を選ぶという気持ちが、お悔やみの意思を示すことにもつながります。
◎なるべく肌は見せない
肌の露出はなるべく控え身だしなみを整えましょう。体のラインが出てしまうデザインの服も好ましくありません。
◎スカート丈はひざが隠れる長さ
喪服のスカート丈はひざ下からふくらはぎくらいの長さが一般的です。短くても、ひざが隠れる丈にしましょう。
◎夏場の袖は5~7分丈でも大丈夫
夏場は長袖だと暑いこともあります。準喪服でも略喪服でも本来は長袖を着るのがマナーですが、現在は5~7分丈でも許容範囲内だとされています。
◎ストッキングは黒の無地を選ぶ
ストッキングは黒の無地のものを履きましょう。略喪服では肌色のストッキングが許容されることもありますが、基本は黒です。タイツも寒い季節は60~80デニールくらいまでの黒のタイツであれば問題ないとされることもあります。
◎ブラウスも黒を選ぶ
正喪服と準喪服でスーツタイプの服を着用する場合、ブラウスは黒を選んでください。準喪服では黒のレースやフリルがついたタイプのブラウスでも良く、正喪服では黒の装飾のないタイプのブラウスを着ます。略喪服ではスーツに合わせて、落ち着いた色か白のブラウスでも良いでしょう。
男性の服装マナー
喪服とはその名の通り「喪に服す」という意味を持ち「故人を偲ぶ」というメッセージがあります。
故人のご冥福を祈り、その場にふさわしい服装マナーを心掛けましょう。
①喪服
ブラックスーツ(ブラックフォーマル)が好ましい。
生地は黒で光沢素材でないもの。
上着はシングル・ダブルどちらでも構いませんが、パンツは裾がシングルのものを着用します。
②ワイシャツ
白無地のレギュラーカラー。色柄物やボタンダウンのシャツは避けましょう。
③ネクタイ
黒無地で、光沢素材でないもの。
結ぶ際は、お悔やみの場でのマナーとしてくぼみ(ディンプル)を作らないこと。
④ベルト
黒無地でシンプルなデザインのもの。
大きく目立つバックルやクロコやヘビ柄などのデザインはNGです。
⑤靴下
黒の無地。白や柄物は避けましょう。
⑥シューズ
黒の革靴。原則、紐で結ぶタイプのものの方がよいでしょう。
エナメルやスエード素材は避け、金具なしのシンプルなものが好ましい。
喪主の服装のマナー
一昔前は、喪主が男性の場合は正礼服のモーニングコート、女性の場合は紋付きの黒羽二重といわれていました。
しかし、現在は都市部でも地方でも、ブラックスーツや黒のワンピースといったフォーマルな礼服であれば、マナー違反にはなりません。
靴は黒で光沢や飾りがないものにしまょう。
遺族のなかに子どもがいる場合は、学生なら学生服を、制服がない場合には色やデザインが地味な服装にします。
礼服は着用する機会が少ないため、サイズが合わなくなっていたり、ムシ食いがあったり、また数珠が見つからないといったことがあります。
いざというときに慌てないためにも、礼服のサイズを確認したり、手入れをしておきましょう。
女性の喪主や喪主の奥様のなかには、葬儀では和服がマナーだという考え方の方もいます。
しかし着慣れていないことに加え、葬儀の疲れから、気分が悪くなる方もいます。
普段から和服を着慣れていない方は、無理に和服にこだわる必要はありません。
仏教の葬儀
インドのお釈迦さまを開祖とする仏教の教えが、アジア大陸から日本に伝えられた6世紀半ば以来、仏教は貴族や武家、庶民に至るまで、あらゆる階層に急速に広がっていきました。
また、その宗派についても、いわゆる13宗56派をはじめとして、さまざまな宗派が存在しています。
ご自身の正式の宗派を知らない方も多いと思います。
よかったらご参考になさってください。
(今回は代表的な13宗56派をご紹介しておきます。)
法相宗(ほっそうしゅう)単一宗派
華厳宗(けごんしゅう) 単一宗派
律宗(りっしゅう) 単一宗派
天台宗(てんだいしゅう)
天台宗
天台寺門宗
天台真盛宗
真言宗(しんごんしゅう)
東寺真言宗
高野山真言宗
真言宗善通寺派
真言宗醍醐寺派
真言宗御室派
信貴山真言宗
真言宗中山寺派
真言宗須磨寺派
真言宗大覚寺派
真言宗泉涌寺派
真言宗山階派
真言三宝宗
新義真言宗
真言宗智山派
真言宗豊山派
真言律宗
日蓮宗(にちれんしゅう) 単一宗派(日蓮系宗派・教団とは区別されます)
浄土宗(じょうどしゅう)
浄土宗
浄土宗捨世派
西山浄土宗
浄土宗西山禅林寺派
浄土宗西山深草派
浄土真宗(じょうどしんしゅう)
浄土真宗本願寺派
真宗大谷派
真宗高田派
真宗佛光寺派
真宗興正派
真宗木辺派
真宗出雲路派
真宗誠照寺派
真宗三門徒派
真宗山元派
融通念佛宗(ゆうづうねんぶつしゅう) 単一宗派
時宗(じしゅう) 単一宗派
曹洞宗(そうとうしゅう) 単一宗派
臨済宗(りんざいしゅう)
臨済宗建仁寺派
臨済宗妙心寺派
臨済宗東福寺派
臨済宗南禅寺派
臨済宗建長寺派
臨済宗円覚寺派
臨済宗大徳寺派
臨済宗向嶽寺派
臨済宗天龍寺派
臨済宗永源寺派
臨済宗方広寺派
臨済宗相国寺派
臨済宗佛通寺派
臨済宗国泰寺派
黄檗宗(おうばくしゅう) 単一宗派
戒名について 3
宗派による特徴
真言宗
位牌の上部に大日如来の種子である梵字のアを記します。
浄土宗
「〇誉」という誉号という名前をつけます。
浄土真宗本願寺派・真宗大谷派
「釈〇〇(女性の場合は、釈尼〇〇)」という釈号をつけます。
日蓮宗
「〇日」のような日号をつけます。
戒名をいただく費用は、宗派とその戒名の文字の数により様々です。
戒名について 2
戒名の意味
長い戒名は宗派によって多少違いますが、基本的には次のようになっています。
- 院号
- 戒名の一番初めの部分の〇〇院というところです。
- 平安時代から、上皇などが仏教に帰依して自分の住居を寺院にしたり、お寺を建立したりしたときに、この建物を〇〇院と呼んで戒名の上に付けたという由来があります。
- 道号
- 仏教徒としての人格、功績、地位、特技、性格…などを考えてつけられるものとされています。
- 位号
- 信士.信女.居士.大姉などは戒名の位です。
信士、信女は、仏教信仰をもった男性・女性です。
居士、大姉も、仏教信仰をもった男性女性の意味。基本的には信士、信女よりも老成し、社会的により純熟していることを現しているとされています。
童子、童女は5~15才くらいの子供につけます。
孩子、孩女は3~4才の幼児につけられます。 - 嬰子、嬰女は1~2才の幼児につけられます。
- 水子は生まれてくる前(流産)の子供につけられます。
戒名について 1
戒名の由来
戒名をはじめにつけてもらったのは、奈良の大仏様を作った仏師の孫である女性とされています。
公に戒名を最初にもらった人は勝武天皇とされていて、中国僧鑑真から東大寺で「勝満」という戒名をもらったそうです。
そもそも、戒名は仏道修行に入った出家者に贈られるものでした。
厳しい修行をしなければいただけないので、一般人ではなかなかいただけるものではなかったようです。
しかし、現在では、儀式を受けたり、講習に参加すれば生前でも授けてもらえるようになっています。
もともと、戒律を守る仏の弟子となった証拠のものなので、生前にいただいても問題はないのです。
ただ、現在では、亡くなってから遺族が僧侶に依頼して、通夜の前に授かることが一般的です。
ただ、お骨を埋葬するお寺以外の別のお寺の僧侶に戒名をつけてもらうと、埋葬するお寺から納骨を断られることもあるようです。
ですから、基本的には納骨埋葬を行うお寺で戒名をつけてもらいましょう。
そうしないと、戒名の改名を求められることがあるようです。
ただし、個人の意思で戒名をつけたくなければ、俗名でもいいとされています。
この戒名は、実は宗派によっては戒名と呼ばれないこともあります。
浄土真宗では戒名ではなく、仏弟子になるために法名をいただきます。
また、日蓮宗では戒名よりも法号と言うことが多いようです。
どんなに身分の高い人でも、仏の世界は平等であるということの表れから、名前は、基本的に二文字で表されます。
お位牌に書かれているものは、重々しく長いものがよいと考えられがちですが、本来戒名は二文字だけです。
供花・供物の贈り方
祭壇の横側に飾る花を供花、供える品物を供物と言います。
最近では故人の遺志を尊重して、供花や供物を辞退するケースもあります。
贈る場合は、ご家族に確認するか、式を行う葬儀社に供花・供物の受け取りの確認をしましょう。
飾り付けが必要な供花や供物は、葬儀社に頼んで準備してもらいます。
葬儀の会場と日時、贈り主の名前をしっかり伝え、通夜に間に合うように手配をしましょう。