お守り 2
お守りの中には何がはいっているのでしょうか?
実は内府と呼ばれる御札がはいっています。
御札には、そのお寺の御本尊の名前や御影(姿を写した絵)、また「南無阿弥陀仏」などのお経が書かれています。
お守り 1
お守りとは願をかけて身に付ける仏具(法具)の一つで、お守りを持っているということは、仏さまとのご縁をもつということになります。
そのため、常に肌身離さず持っていることで、仏さまが守ってくれるのです。
日本仏教の6系統 6
日蓮系
日蓮により始まった日蓮宗が中心、鎌倉時代、日蓮は法華経を基本とし、「南無妙法蓮華経」と題目を唱えることによって現世で救われると説いた。
日本仏教の6系統 5
禅系
禅の教えに基づく諸宗派。
鎌倉時代、宗に渡った栄西は座禅や禅問答を行う臨済宗を開き、また、同じく宗で学んだ道元は、只管打座(ただひたすら座禅すること)を大切にする曹洞宗を開いた。
さらに、江戸時代中国から来日した隠元は、座禅と念仏を合わせて行う黄檗宗を開いた。
日本仏教の6系統 4
浄土系
法然や親鸞、一遍らにより、始まった宗派。
法然は「南無阿弥陀仏」と称えれば極楽往生できるとする浄土宗を開いた。
また親鸞は自らの身をいっさい仏にゆだねるという「他力」の立場を説き浄土真宗を開いた。
そのほか、一遍は「南無阿弥陀仏」と称えれば救われるという時宗を開き、良忍は念仏を称えることが善行の根本であるとする融通念仏宗を開いた。
日本仏教の6系統 3
真言系
空海より始まった真言宗が中心。
最澄と同じく、804年に唐へ渡り、長安で密教を学んだ。
帰国後、日本における密教の第一人者として真言宗の開祖に。
高野山の金剛峯寺を総本山とし、現在のこの身のままで仏になれるという「即身成仏」の教えを説いた。
日本仏教の6系統 2
天台宗
最澄により始まった天台宗が中心。
最澄は804年、唐に渡り、天台山で中国天台宗の教えを伝授された。
比叡山の延暦寺を総本山とし、全てのものが等しく仏になことができるという教えを広めた。
密教、禅、大乗の戒律の要素を持つ。
日本仏教の6系統 1
奈良仏教系
飛鳥時代から奈良時代にかけて誕生。
東大寺、興福寺、薬師寺、唐招提寺など、奈良の古寺に伝わる。
現在でも法相宗、華厳宗、律宗などの教えが続いている。
日本仏教の6系統
文化庁の「宗教年鑑」では、ほとんどの宗派を6つの系統に分類しています。
このうち、「奈良仏教系」を除く5宗派は開祖によって分けられ、現在、日本のお寺のほとんどはいずれかに分類されます。
座禅
「座禅」とは、姿勢を正し、呼吸を調えて座り、心を落ち着かせることです。
基本的な修行の一つとも、それ自体がさとりの現れであるともされます。
お釈迦様が出家したのち、最後に実行した瞑想の修行に由来します。
目指すところは、心を統一し、きれいに、安らかにすることで、これによって、正しい智慧が得られるのです。
座禅をしてみると、心にさまざまな雑念や煩悩が浮かんでくるでしょう。
その時には、それらを追いかけたり、それらにとらわれたりしないことが大事です。
はじめのうちは、吸う息、吐く息に気持ちを集中し、一つ、二つとその数を数えることもお勧めです。
座禅は、心身の健康の元でもあります。