役に立つ年中行事のミニ知識 15
中秋の名月
お月見は、陰暦8月15日の「名月」と、陰暦9月13日の「のちの名月」を愛でる行事です。
一般的には、十五夜のお月見をする人は多いのですが、十三夜のお月見は忘れがちになります。
しかし、これは片見月として縁起が悪いと言われますから、十五夜と十三夜のお月見の両方を愛でるようにしたいものです。
役に立つ年中行事のミニ知識 14
お盆では、地域によっては、キュウリやナスに爪楊枝、白木の箸を短くしたものを刺して、牛や馬など動物を作って飾る風習もあり、これは霊が帰ってくるときに使う乗り物ということです。
役に立つ年中行事のミニ知識 13
盆棚は、仏壇の前に小さな台を置いてその上にゴザやむしろを敷き、位牌、線香、花のほか、果物や野菜、団子などを供えるものです。
位牌を盆棚に移し終えたら、仏壇の扉は閉じておきましょう。
役に立つ年中行事のミニ知識 12
お盆では玄関先に迎え火を焚いたり、提灯をぶらさげますが、これは死者の霊が迷わずに来られるようにするためです。
そして、仏壇を綺麗にし、仏壇の前に「盆棚」を作ってから、先祖のための食事を供え、最終日に送り火を焚いて、あの世に帰る先祖を見送ります。
役に立つ年中行事のミニ知識 11
お盆とは
お盆とは、死者の霊があの世からこの世に帰ってくる期間のこと。
たいていは8月13日から15日 (あるいは16日) に行われますが、地域によっては、7月13日から15日の場合もあります。
役に立つ年中行事のミニ知識 10
土用の丑の日に鰻を食べるのはなぜ?
ある鰻屋が大名から蒲焼きの注文を受け、子丑寅と3日かけて大量に焼いたら、子と寅の日の鰻は傷んだけれど、丑の日の鰻は安全だったという説もあるそうです。
役に立つ年中行事のミニ知識 9
土用の丑の日に鰻を食べるのはなぜ?
土用はもともと春夏秋冬の年4回あるのですが、現在では立秋の前18日間の7月20日頃から8月8日頃までの夏の土用のことを言います。
土用の丑の日に鰻を食べる習慣ができたのは、江戸時代のこと。
平賀源内のアイディアによって始まったと言われています。
知り合いの鰻屋から、夏場になると客が来なくて困っているという相談を受けたため、「土用の丑の日」と大きく書いた看板を店の前に出したところ、人々が鰻を買うようになり、繁盛したというものです。
役に立つ年中行事のミニ知識 8
花祭りには釈迦像に甘茶をそそいでお参りを
4月8日は、仏教を開いたお釈迦様の誕生日で、当日には花祭りの行事が行われます。
お寺の境内では、花をあしらった小さなお堂が作られ、その中に釈迦像を安置します。
参拝した人は、その釈迦像に竹のひしゃくで甘茶を3回そそいでから拝み甘茶飲むのがしきたりです。
役に立つ年中行事のミニ知識 7
お彼岸とは・・・
「彼岸」はサンスクリット語の「波羅密多」から来たものといわれ、煩悩と迷いの世界である【此岸(しがん)】にある者が、「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の修行をする事で「悟りの世界」すなわち【「彼岸」(ひがん)】の境地へ到達することが出来るというものです。
太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられていたのです。